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第35回 数理の翼 夏季セミナー

実行委員長挨拶

実行委員長挨拶

数理の翼夏季セミナーは、1980年夏、フィールズ賞受賞者である広中平祐氏によって創始された合宿形式のセミナーです。数理科学に特に強い意欲と関心を持つ高校生・大学生を全国各地から募り、最先端の科学に触れる機会を提供しています。本セミナーは開催以来、途切れることなく毎年夏に開催され、今年で35回目を迎えます。

情報技術の進歩により、最先端科学の知識に限れば、もはや誰にでも簡単に手に入れられる時代になりました。しかし、私達がセミナーを通じて提供したいのは、誰かや何かを介して手に入るような、単なる知識ではありません。

私達が提供したいのは、科学が現在進行形で発展していく営みを、その息遣いを、直接感じ取る機会です。同じ時間と空間を共有し、共通の対象について語り合う中で、初めて見えてくる科学の姿があるからです。

そして、その出会いのチャンスが、数理の翼夏季セミナーにはたくさんあります。それは例えば、第一線で活躍する講師陣による講義であり、参加者による日頃の研究成果の発表会であり、参加者同士あるいは講師の先生を直接交えての自由闊達な議論です。

そうした生の経験を通じてしか得られない、様々な知見、疑問、そして仲間達との出会いは、その後の参加者の人生を支える礎になることでしょう。その意味で、本セミナーの存在意義は決して今も途切れることはないと、私達は信じています。

今まで出会ったことのない科学の世界と、その先にある知的刺激との出会いを、数理の翼夏季セミナーはお約束します。沢山の方のご応募・ご参加を、実行委員会一同、お待ちしております。

第35回数理の翼夏季セミナー実行委員長
河合瞳