「数理の翼」大川セミナー2013

特定非営利活動法人

「数理の翼」大川セミナー2013 (2013/8/16-19)


講義・参加者発表・高校生による講義企画など盛りだくさんの4日間です。皆さんが普段なかなか会う機会がないであろう研究者・大学院生・大学生、あるいは全国各地から参加する高校生の友人との交流を通じて、数理科学により強く興味・関心を持っていただけるようなセミナーにしていこうと思います。数学や科学の楽しみ・感動を共に味わう3泊4日を一緒に過ごしましょう。(「数理の翼」大川セミナー2013実行委員会顧問の挨拶より。全文は募集要項をご覧下さい。)

セミナーの全日程を無事に終了しました。

お知らせ

  • 「数理の翼」大川セミナー2013 のページを公開しました。(2013/05/15)
  • webの応募フォームを公開しました。(2013/06/02)
  • 講師1名について詳細が決定したので記載を追加しました。(2013/06/06)
  • 北川進先生の講義の詳細を追加しました。(2013/06/13)

概要

  • 開催期間:2013年8月16日(金)〜 19日(月)(3泊4日)
  • 開催場所:大川市ふれあいの家(福岡県大川市)
  • 講師
    • 加藤 文元 先生(熊本大学 大学院自然科学研究科 理学専攻数理科学講座 教授/代数幾何学・数論幾何学)
    • 秋田 純一 先生(金沢大学 理工学域 電子情報学類 教授/集積回路、およびその応用システム)
    • 北川 進 先生(京都大学 大学院工学研究科 教授/無機化学・多孔性材料)
  • 参加者:数理科学に高い関心を持つ高校生(文系・理系を問いません)約40名
  • 参加費:無料。参加期間中の食費・宿泊費の全額を主催者が負担します。また参加に係る交通費の一部補助を行います。
  • 主催:「数理の翼」大川セミナー2013実行委員会、独立行政法人 科学技術振興機構
  • 共催:特定非営利活動法人 数理の翼
  • お問い合わせ先 okawa@npo-tsubasa.jp

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応募方法

募集終了しました。多数のご応募ありがとうございました。参加者決定のお知らせは7月上旬を予定しております。

応募方法

  • 以下のいずれかの方法で応募してください。

Webの応募フォームから応募する方法

  • メールアドレスを入れていただくと、受信通知が送られます。

郵送により応募する方法

  • 募集要項okawa2013-oubo.pdf(715)の応募シートに必要事項を記入の上、所定の住所に郵送して下さい。
  • 募集要項の応募シートに必要事項を記入の上、所定の住所に郵送して下さい。
  • 応募シートの記入項目は、Webの応募フォームと同じです。
  • 送り先などの詳細は、募集要項を参照してください。

サイエンスキャンプDXから応募する方法

  • サイエンスキャンプDXのホームページをよく読んで、サンエンスDXのホームページ記載の申込方法に従い応募する。
  • 本プラグラム申し込みの追加様式があります。下記をよくよんでご応募ください。

追加様式について

  • 追加様式okawa2013-tsuika.pdf(646)に必要事項を記入の上、サイエンスキャンプの募集用紙と合わせてご応募ください。
  • 追加様式は参加者決定の参考とさせていただきますが、追加様式の提出がなくても本セミナーの応募は受け付けます。
  • 参加者発表(詳しくはプログラム紹介)を希望される方は、「参加者発表のタイトル」の欄に記入して下さい。また、発表はしたいけれどまだタイトルが決まっていない、という方はその旨を記入してもらえればOKです。
  • 参加者には、当実行委員会が定める額を上限として交通費を一部補助します。具体的な補助額につきましては参加者決定の際にお知らせいたします。応募前に具体的な補助額を知りたい場合には連絡先までご連絡ください。なお、交通費補助の支給はセミナー終了後となりますのでご了承ください。事前の支給あるいは全額補助を希望される方は、必ず追加書式の備考欄に理由を記入して提出してください。

参加者決定について

応募フォームの内容に基づいた参加者決定を行い、6月末頃に結果をお知らせいたします。なお、参加者決定にあたっては地域や性別のバランスも考慮します。

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プログラム紹介

講義

セミナーでは、加藤先生、秋田先生、北川先生の3人の先生が講義をしてくださる予定です。

加藤 文元 先生

  • 熊本大学 大学院自然科学研究科 理学専攻数理科学講座 教授/代数幾何学・数論幾何学
  • 講義タイトル どこまでも続く数の話
  • 講義内容
    • 2の平方根や円周率のような無理数は小数点以下どこまでも続く数で書き表されます。〈どこまでも続く〉ということの根底には極限の考え方があるのですが、昔から人間は様々な方法でこのことを認識しようとしてきました。桁が無限に続くということは、それだけ〈難しい〉数だということですが、それにもかかわらず、我々はそのような数の計算ができてしまいます。以上は小数点以下に無限に桁が続くという話ですが、実は小数点「以上」にどこまでも続くという数を考えることもできます。この〈非アルキメデス的〉な数も、やはり〈難しい〉数ということになりますが、それでもいろいろと不思議な計算ができてしまうのです。しかし、実は計算ができるだけでなく、そこには通常の数学の世界とは異なった、全く新しい広大な世界が広がっています。この講義で参加者の皆さんには、簡単な計算から始めて、現代数学の深い世界への一つの入口を垣間見て頂く予定です。
秋田 純一 先生
  • 金沢大学 理工学域 電子情報学類 教授/集積回路、およびその応用システム
  • 講義タイトル Makers: 近未来のものづくり
  • 講義内容
    • ここ数年、主にコンピュータ制御の工作機械やインターネット社会の進歩と普及を背景に、18世紀の産業革命以来の産業構造の世界的な大きな変化が進行しています。これはMakers(メイカーズ)ムーブメントと呼ばれ、インターネット上の人々のつながりと、広い範囲の科学技術の成熟・融合がその裏付けとなり、真に人類の幸福をもたらす可能性を秘めています。そして現在は、まさにその数百年に一度の転換点がどう進行するかという現場に出合える稀有なチャンスといえます。この講義では、数理科学、工学、社会科学、経済学などの幅広い観点からこのMakersムーブメントを理解し、特に私の専門である半導体集積回路の役割やその進歩がもたらすものについて考察を深めたいと思います。
北川 進 先生
  • 京都大学 大学院工学研究科 教授/無機化学・多孔性材料
  • 講義タイトル 微少空間を科学する
  • 講義内容
    • 私たちは、整然としたものから雑然としたものへ自然現象は移る傾向にある(例えば、コップの水にスプーン一杯の砂糖を入れると塊は消え完全に水分子と砂糖分子が混ざりあい均一な溶液になります。すなわちエントロピーは増大する)ことをよく知っています。本講演ではあたかもこの現象に逆らうかのように、ばらばらの分子コンポーネントから整然と形成したナノ空間を持つ構造体をつくる新しい空間材料化学について話をします。この化学は1ナノメートル以下のサイズから十数ナノメートルサイズの空間およびその形状を自在に作り分けることができ、さらにマクロサイズ(mm程度)の結晶だけではなくナノ〜メゾ領域のサイズ(10〜数百ナノメートル)の結晶を作ることが可能です。有機分子から生み出されるこの結晶材料は、規則性構造をもちながら外的条件に応答して形を変えるソフトな機能を持っています。さらにこの空間に取り込まれる分子にはあたかも2万気圧の圧力をかけたかのような極限状態に置かれることもわかってきました。
    • これらの成果を用いてこれまで不可能とされてきた混合物や気体の分離、捕獲、大量貯蔵、さらにはイオン輸送などの電荷、物質輸送チャンネル、光応答性材料やポリマー合成など化学機能、物理機能を実現することができました。この最新の成果と将来展望について、現代の問題(地球環境、資源、エネルギー、医療、健康)に焦点をあてて講演します。

組子体験

今回セミナーが開催される福岡県大川市は「家具づくりの町」として有名です。この企画は伝統工芸である「組子」を作っている工房を訪ね、皆さんに組子づくりを体験してもらうものです。組子の模様がもつ対称性は、芸術にはもちろん数学的にもたいへん興味深く美しいものです。

※「組子」(くみこ)とは
和室の障子・欄間(らんま)などの建具を作るときに使われている木工技術。釘などを使わずに細かく割った木材を手作業で組み合わせ、様々な模様を編んでいく伝統的な技法です。大川組子は約300 年の歴史を誇り、200 以上もある伝統的な組方は、より繊細なものとして今日に伝承されています。

中学生への講義体験企画

今回のセミナーでは、皆さんの他に、大川市および周辺の中学生が部分参加します。皆さんには、少人数のグループに分かれて「先生」として中学生に向けて「講義」をしてもらいます。「講義」の前には、大学生のアシスタントと一緒になって準備を行います。

夜ゼミ(よるぜみ)

夕食後に「夜ゼミ」という形で自由に交流する時間が設けられます。講師の先生方や大学生・大学院生を囲んで様々な議論をしたり、高校生同士がお互いに教えあったりできる場です。

参加者発表

参加者のなかで希望した数名が興味のあるテーマについて発表します。ひとりあたり、だいたい5〜10 分の時間をとる予定です。テーマは数理科学に関することでも、まったく関係のない趣味に関してでもなんでもOK です。とてもよい機会となりますので、皆さんもぜひセミナーで参加者発表をしてみませんか?

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交通費の支給について

  1. 集合場所までの往復の交通費は、規定額を上限に、実際にかかった実費を超えない範囲で主催者が一部補助します。
  2. 主催者は応募時に申請のあった自宅住所を元に交通費の補助額を定めます。セミナー前後に他の都市に立ち寄ることは差し支えありませんが、8月15日(集合前日)から8月20日(解散翌日)までの期間に移動する旅程に対して交通費を補助するものとします。
  3. 経費の補助対象は以下の通りとします。
    1. 【補助対象の経費】公共交通機関の運賃・特急料金・寝台料金・宿泊費(宿泊なしでは集合場所に指定の時間に到着できない場合のみ)、金券ショップで購入した株主優待券等
    2. 【補助対象外の経費】タクシー代、自家用車のガソリン代、旅行会社の手数料等
  4. 補助金の振込はセミナー終了後となり、それまでは立て替えていただくことになります。(事務手続きにおおよそ2ヶ月ほど必要です)
  5. 交通費補助額の目安額(上限額)は以下のとおりです。
  6. 被災者および経済的な理由にて交通費の全額補助を希望する方は、追加の応募書類に交通費の全額補助希望の旨と、その理由を記載してください。全額補助の検討をさせていただきます(経済的理由の方に関しては参加者発表をお願いしています。合わせて参加者発表のタイトルを記入ください。)。
  7. 応募時に、全額補助希望をされた方以外には、参加費の全額補助は行えませんので、応募時に注意してください。
  8. 規定額は決定次第当HPでお知らせいたします。

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